車中泊を快適に
ハイエースなどのワンボックスカーは、キャンプや家族旅行などアウトドアの際に活躍します。旅行などで車中泊をするときは、エコノミークラス症候群に注意する必要があります。
エコノミークラス症候群とは
エコノミークラス症候群は、長時間座り姿勢を続ける事によって足の血流が悪くなり血栓を作る事で引き起こされます。立ち上がった際に、下半身で作られた血栓が血流に乗って肺まで到達し、そこで血管に詰まってしまうと呼吸困難や胸の痛みといった症状が出て、最悪の場合は死に至る事もあります。
飛行機のエコノミークラスに搭乗した人に多い症状だったためその名がつけられましたが、車でも同じ状況になる事は多々あります。長時間の運転はもちろん、車内泊の場合もシートを倒しただけでは足が下に降りているので、エコノミークラス症候群になる危険性があります。下半身で血流が滞らないように、足を上げて眠れるベッドを作る必要があります。
ベッドを作ろう
車中泊を快適に過ごすために、簡単に作るベッドが欠かせません。先述したようにエコノミークラス症候群の回避はもちろん、翌日に疲れを残さないためにもきちんと体を横にした方が良いでしょう。
ハイエースは後部座席が広いので、シートを全て倒せばフラットにする事ができます。エアマットを敷けば、多少の凹凸も気にせず心地よいベッドが完成します。
乾燥に注意
冬場は冷え込み、夏場は蒸し暑いのが車内です。サブバッテリーを搭載してヒーターや冷房、扇風機などを稼動させる事で調整するかと思います。しかし、エアコンを稼動するときには乾燥に注意が必要です。エコノミークラス症候群は姿勢だけでなく、乾燥も大きく関係しています。体内の水分が蒸発する事によって血液の濃度が高くなり血栓ができやすくなってしまうのです。特にヒーターは乾燥しやすいので、小さい子どもが脱水を起こしてしまう可能性もあります。
こまめに水分補給をして、体調管理にも気をつけましょう。
改造でさらに快適に
車をカスタマイズする事で、さらに快適な車中泊をする事も可能です。断熱材を設置したり、キャンピングカーのように冷蔵庫や作業台を設置したりすると、車内でも快適に過ごす事ができます。アウトドアに行くのなら、汚れに強いシートカバーや床材に張り替えるのもおすすめです。床材は張り替えキットもあるので、自分でカスタマイズする事も可能です。
ハイマガドットコムではハイエースに関するお役立ち情報を随時発信しております。カスタマイズを行っている店舗の紹介もしているので、店舗の情報収集にもご利用ください。